サーフ |
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AI |
Serph(セラフ・天使のスペルよりaが足りない)
セラの遊び相手としてサーフ・シェフィールドをモデルにして作られた後に、ジャンクヤードに隠すため戦闘用として作り替えられた、セラの理想であり半身たるAI。トライブ・エンブリオンのリーダーであり、銀色の髪と瞳を持つ。アートマは『ウォータークラウン』、変身する悪魔は『ヴァルナ』。仲間思いでお人好しな傾向がある。なにかとヒートからライバル視され挑まれるが、必ず打勝つ。
本来なら現実世界の兵士に搭載する戦闘用チップとして取り出されるはずだったが、チップという入れ物は用意されず、かわりに『神のいたずら』で実体化した。ジャンクヤードで感情を発現する時に見た青空をニルヴァーナでの記憶と思い込んでいたが、それはママゴトAIだった頃のデータの残骸であることが判明する。 |
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セラ |
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人形 |
Sera
カルマ協会の要であり、神(太陽)と交信できる唯一の存在であるテクノシャーマン。黒髪と黒い瞳を持ち、外見は16、7才に見えるが実年齢は7才の少女。身体の異常発育は神の情報を浴びる副作用で、内臓は外見以上に老化が進んでおり、薬で抑えている。交信といっても、神からの情報を一身に浴びてコンピュータで解析できる情報にするための翻訳機に過ぎない。
テクノシャーマンとして飼育される彼女は、遊び場となる仮想空間と、遊び相手となる仮想人格を周囲の人間をモデルにして作り出した。その仮想空間と人格の出来がベック大佐を始めとする軍に認められ、戦闘用AIを開発するアスラプロジェクトの主軸に採用されたが、己の『楽園(ニルヴァーナ)』を全て消去することはできずにジャンクヤードを上書きし、ママゴトAIたちも戦闘用プログラムを上書きすることで残した。
実験が上手くいかなければ全て自分のせいとして責められ、上手くいけば優しくしてもらえると学習していた節がある。優しく接してくれる精神面での主治医、シェフィールドによくなついていた。実験自体を快く思っていなかった肉体面の主治医であるオブライエンに怯えると同時に、自分の体を慮っての怖さであると気づいてもいた。オブライエンから猫のシュレディンガーをもらったこともある。
唯一の肉親であるはずのエンジェルから憎まれていると思っているが、悲しみと憎しみの連鎖を断つ事を願う『祈り』の歌をエンジェルから引き継ぎ、戦い続けるAIたちに歌いかける。
永遠に失ったはずのAIサーフたちに再会すると同時に、目の前でまたも失い、絶望し、神に最終決断を下させる。自暴自棄に陥っていたが、巡る情報を知り、自ら立つ。
アートマはAIサーフと同じ『ウォータークラウン』、変身する悪魔はヴァルナの女性型である『ヴァルナーニ』。 |
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ヒート |
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AI |
セラの遊び相手としてヒート・オブライエンをモデルにして作られた後に、ジャンクヤードに隠すため戦闘用として作り替えられたAI。トライブ・エンブリオンの構成員で、赤い髪と瞳を持つ。アートマは『ファイアーボール』、変身する悪魔は『アグニ』。共食いには何の抵抗もないばかりか、力を求めて血や肉の感触を喜んで受け入れた。直情的かつ攻撃的だが仲間意識は強い。なにかとサーフをライバル視し挑むが、必ず打負かされる。
本来なら現実世界の兵士に搭載する戦闘用チップとして取り出されるはずだったが、チップという入れ物は用意されず、かわりに『神のいたずら』で実体化した。青空の記憶をニルヴァーナでのものと思い込んでいたが、それはママゴトAIだった頃のデータの残骸であることが判明する。
前作ではずっと、なぜセラにこだわるのか己でも理解できないために苛立っていた。マダム・マルゴから真相を教えられてAIとしての己を認識しながら自己を確立するために、セラを守るという存在理由として与えられた命題に逆らい、なおかつ自身の望みとしてセラによって倒される。
前作および今作の選択肢次第で、最終メンバーに加わる。 |
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アルジラ |
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AI |
セラの遊び相手として看護士アルジラをモデルにして作られた後に、ジャンクヤードに隠すため戦闘用として作り替えられたAI。トライブ・エンブリオンの構成員で、ピンクの髪と瞳を持つ。アートマは『サイズミックウェーブ』、変身する悪魔は『プリティヴィー』。保護欲が強く感情的で、涙もろい。当初は共食いを拒絶していたが、元の体に戻る手段を得るために悪魔としての力を行使するようになる。その人格形成に、ジナーナが大きく影響を及した。
本来なら現実世界の兵士に搭載する戦闘用チップとして取り出されるはずだったが、チップという入れ物は用意されず、かわりに『神のいたずら』で実体化した。青空の記憶をニルヴァーナでのものと思い込んでいたが、それはママゴトAIだった頃のデータの残骸であることが判明する。
前作での選択肢によっては、ジナーナから固定技を授かる。 |
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ゲイル |
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AI |
トライブ・エンブリオンの参謀で、緑の髪と瞳を持つ。アートマは『ツイスター』、変身する悪魔は『ヴァーユ』。口癖は「理解不能だ」。
本来なら現実世界の兵士に搭載する戦闘用チップとして取り出されるはずだったが、チップという入れ物は用意されず、かわりに『神のいたずら』で実体化した。記憶にあるのは真っ赤に燃える空と、エンジェルの泣顔。
ルーパを殺さざるをえない事態に陥る事で、ニルヴァーナおよびエンジェルへの強い怒りと情熱をともなって目覚めた。ただし分析と理論を重んじ無駄を嫌う傾向は相変らず。ルーパから息子への遺言を託されている。サーフがどんな姿であろうと、己が仕えるべき唯一の者として慕い、支える。覚醒前はセラを排除する傾向にあったが、『ゲイル』としては『祈り』を知らないはずなのに覚えており、後には悲しみや憎しみの輪廻から抜ける事を彼女に教える。
デイビッドが『死』んで肉体を失い、EGGに取込まれることでAIという入れ物を得た姿。デイビッドとしての意識が強い時は二人称が異なる。
前作の地下水道をクリアしていれば、ルーパから固定技を授かる。 |
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シエロ |
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AI |
セラの遊び相手として能力者シエロをモデルにして作られた後に、ジャンクヤードに隠すため戦闘用として作り替えられたAI。トライブ・エンブリオンの構成員で、水色の髪と瞳を持つ。アートマは『レインボーアーチ』、変身する悪魔は『ディアウス』。極めて明るく、仲間の間をとりもつムードメーカー。
本来なら現実世界の兵士に搭載する戦闘用チップとして取り出されるはずだったが、チップという入れ物は用意されず、かわりに『神のいたずら』で実体化した。青空の記憶をニルヴァーナでのものと思い込んでいたが、それはママゴトAIだった頃のデータの残骸であることが判明する。
ニルヴァーナでローカパーラの捕虜となるが、後に腹を括ったロアルドと共にサーフたちと合流する。 |
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ロアルド |
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ヘタレ |
カルマ協会の対抗組織ローカパーラの現リーダーだが、当時のリーダーで親友でもあったグレッグを見捨て、己だけ助かったことがきっかけで酒に逃避するようになっていた。策謀を巡らして自らは動かないのを口先で誤魔化しているが、防戦一方で撃って出ない方針と飲んだくれの姿のために、他のローカパーラや地下の住人からも腰抜け呼ばわりされている。グレッグの息子フレッドの後見人ではあるが、フレッドからはその情けない現状に失望されている。神暴走前は売れない小説家だった。
最初のうちこそ、シエロを人質にとりサーフたちをカルマ協会と相打ちさせようと卑怯で姑息な手を使っていたが、フレッドやゲイル、アルジラの影響から、怖れていた悪魔の力を宿し前線に立つ事を決意する。アートマは『ライトニングボルト』、化身たる悪魔は『インドラ』。
前作および今作の選択肢次第で、最終メンバーに加わる。 |
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ジェナ・エンジェル |
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ツンデレ |
カルマ協会の技術部門主任であり、キュヴィエ症候群の研究者。カルマ協会設立前に所属していた国連保険機構時代に症候群の原因が太陽光にあることを突き止めた。症候群患者および悪魔化した人間から悪魔に変える情報を発見し、後に悪魔化ウイルスを開発した。悪魔化ウイルスの実験場として人体モデルが揃うジャンクヤードを選び、計画の要であるセラの意識をニルヴァーナ行きへの交換条件としてアスラAIたちに指示した張本人。アートマは『メイルシュトロウム』、化身たる悪魔は『ハリハラ』。
一見すると黒髪の美しい女性だが、機能する卵巣と精巣を合わせ持つ。己の性にコンプレックスを抱いているが、国連保健機構での同僚だったデイビッドは彼女の全てを受け入れた恋人だった。デイビッドの死後、彼の遺言である「誰も恨むな」「(皆を導く)光になれる」を歪めて実践し、破滅へ突き進む。
デイビッドの『祈り』の歌を受け継ぎ、己が『両親』であるセラに『祈り』を引き継ぐ。ゲイルにデイビッドの面影を見ていた。
今作の選択肢次第で、セラフに固定技を授ける。 |
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フレッド |
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碧眼 |
ローカパーラの初代リーダーであるグレッグの忘れ形見。
戻ってくると約束した父親は帰らず、口先ばかりで行動を起さないロアルドを見てきたためか大人不信に陥っていたが、その一方で、平和の象徴としてグレッグの形見であるオリーブの葉を大切に身につけていた。保護者であるロアルドを腰抜けと蔑み、誇りを忘れた人間は悪魔以下の存在だとなじる。
カルマ協会の人間狩りに追いつめられていたところをアルジラに助けられ、人間を喰らう悪魔でありながら誇りを忘れず仲間の救出を躊躇わないサーフやゲイルに、心を解きほぐされていく。 |
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グレッグ |
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画像なし |
ローカパーラの初代リーダー。フレッドの父親であり、ロアルドの親友。
カリスマを備えた勇敢なリーダーだったらしく、死んで数年たってもローカパーラ内には彼を惜しむ声がある。反権力組織の首謀者ではあったが、息子には平和の象徴としてオリーブの葉を与えるなど、必ずしも好戦的な性格というわけではなかったようだ。
死んで肉体を失い、EGGに取込まれることでAIルーパという入れ物をる。 |
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アディル |
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口ヒゲ |
ロアルドの補佐を勤めるローカパーラの構成員。ロアルドの指示はアディルを通して伝えられる。
サーフたちをAI風情、アートマを神に呪われた力と呼び蔑むが、自らが仕えるロアルドがアートマを宿しても変わらず忠誠を尽す。また、サーフが仲間を守ったときも人間を超えた英雄として讃えた。
何かと『神』に言及するセリフが多いが、「私の神はお前たちのそれとは違う」とのことなので、アディルがいう神は太陽のことではなく従来の宗教上のそれ(アラブ系の容姿からしてアッラーあたりか)だと思われる。 |
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マルゴ・キュヴィエ |
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頭が… |
キュヴィエ症候群を発見し、地球環境へ提唱を鳴らしていた研究者。カルマ協会を設立、神の暴走後は国家に依存していた協会を独立させた。
人類全てのためなら生贄は自ら尽すはずだし尽すべきだとする理想主義者で、ヒトという種を保存するためには優秀な人間だけを悪魔化しそれ以外の者を餌とするのも致し方ないとする政策を施行した。だが餌や、生贄自身およびその親の本心までには心至らず、それがきっかけで彼女の理想は頓挫する。 |
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シュレディンガー |
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パンツ… |
左耳だけが銀色の黒猫。首輪の鈴は『クラリオン』。人間しかいないはずのジャンクヤードにあらわれ、サーフたちを導いてきた。ニルヴァーナだけでなく本当のニルヴァーナにもあらわれ、未来をも知っているかのような行動をサーフに示す。
ヒート・オブライエンがセラに与えた、普通の飼い猫。もしくは、セラや元ママゴトAIたちの気を許させるためか、セラフのサーフ部分がセラの飼い猫を模してあらわれた姿。 |
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ハーリー・Q |
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AI |
ジャンクヤード、トライブ・アサインメンツのリーダーだったAIで、化身たる悪魔は『ハヤグリーヴァ』。
喰われる恐怖に怯えることで覚醒し、サーフたちによって倒された。 |
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ジナーナ |
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AI |
ジャンクヤード、トライブ・メリーベルのリーダーだったAIで、化身たる悪魔は『ウシャス』。
戦い続けなくてはならないジャンクヤードの現状を「神の呪い」と形容し、悲しむアルジラの涙に触れて死の直前に感謝と共に覚醒した。アルジラの人格形成に深く影響を及す。
前作の選択肢次第で、アルジラに固定技を授ける。 |
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バット |
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AI |
ジャンクヤード、トライブ・メリーベルの構成員だったAIで、化身たる悪魔は『カマッソ』。
ジナーナに心酔し仕えてきた自分よりも、彼女がアルジラたちに信頼を置いたことへ強い嫉妬と失望を覚えたことで、感情を発現した。仲間を裏切り続けたあげく、サーフたちの手にかかり爆死した。 |
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ミック・ザ・ミック |
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AI |
ジャンクヤード、トライブ・ソリッドのリーダーだったAIで、化身たる悪魔は『ラーフ』。
嘲笑と共に覚醒し、様々な罠を弄したが、サーフ率いるエンブリオンによって倒された。 |
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ルーパ |
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AI |
Loopa(ヴィシュヴァルーパ)
ジャンクヤード、トライブ・ハウンズのリーダーだったAIで、化身たる悪魔は『ケルベロス』。
いかなる感情をともなって覚醒したかは定かでないが、人としての尊厳を至上のものとし、仲間を見捨てたり裏切りなどをしないことを誇りとしていた。『息子』の夢を見ることで、ジャンクヤードの根幹にかかわる謎に気付き、提示する。共食いを良しとせず敵をも一切喰わずにいたが、餓えにより完全に悪魔化し、ゲイルたちによって倒される。ゲイルの人格形成に深く影響を及す。
ローカパーラの初代リーダーであるグレッグが『死』んで肉体を失い、EGGに取込まれることでAIという入れ物を得た姿。
前作の地下水道をクリアしていれば、ゲイルに固定技を授ける。 |
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バロン・オメガ |
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AI |
ジャンクヤード、トライブ・ブルーティッシュのリーダーだったAIで、化身たる悪魔は『ラーヴァナ』。
憎悪を伴って感情に目覚めるとともに、ニルヴァーナでの記憶も取り戻した。エンジェルによって特別に与えられた力でトライブ・ハウンズを滅ぼしエンブリオンをも苦しめたが、サーフたちによって倒された。
ベック大佐が『死』んで肉体を失い、EGGに取込まれることでAIという入れ物を得た姿。
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テレンス・E・ベック |
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リアル過去 |
ベック大佐。
セラの能力に感嘆し、彼女のママゴト箱庭を戦闘用AIの開発に転用するアスラ計画を推進させた軍の責任者。神の力を得て暴走したシェフィールドによって生きたまま喰い殺されるが、魂という名の情報がEGGに取込まれることでAIバロン・オメガという入れ物を得る。
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サーフ・シェフィールド |
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リアル過去 |
Serph(セラフ・天使のスペルより足りない)
黒髪と黒い瞳を持つ精神科医であり、セラのメンタル面の主治医。饒舌で人当たりは良く、人心掌握に長けている。他人の心を思うまま操り、「何処を押せばどうなるか、銃と同じだ。人も道具だ」といってのけるが、オブライエンの最後の意図まで本当に把握していたかは不明。学生時代のオブライエンに取り入る時も、彼のトラウマを利用した。
『神』を研究するスカル&ボーンズの会員となる事を目的に飛び級で入学したイェール大学を卒業後、狙い通りに『神』研究の先端で確固たる地位を築いた。
セラの全面的な信頼を得て神の情報に近づき、看護士アルジラを篭絡し操ることで邪魔となったオブライエンを殺させた。その現場をセラに見られた事で神の暴を引き起こし、自身が追い求めていた神の情報に汚染され、本能がおもむくまま人々を喰らい、殺された。
AIサーフのモデル。 |
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ヒート・オブライエン |
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リアル過去 |
Heat(熱)
くすんだ金髪と鳶色の瞳を持つ、セラの肉体面の主治医。寡黙で感情表現は不器用だが、強い正義感と誠実さを持つ。幼い頃に遺伝病で死んだ妹に辛く当ってしまった事への贖罪として、遺伝病の専門医となった。
貧しい家庭に育ちながらもアルバイトと奨学金で飛び級でイェール大学に入学したが、学内で起きた殺人事件に巻き込まれたことからシェフィールドと知り合う。殺人の容疑を晴してくれた恩があること、妹のトラウマを巧みな心理操作によって解きほぐされたことから、シェフィールドには心を許すようになり、未来を共に歩む友人となる。シェフィールドと共にスカル&ボーンズの会員となり、『神』研究の先端で地位を築いた。
大のために小を殺すのを厭わない研究機関とシェフィールドの方針に独り異を唱えるが、当然のように孤立していた。また、セラから『優しい』サーフを引き離そうとするヒートは怖いお兄さんとして見られていた。欲望に突き進むシェフィールドを止めようとして銃口を向けるが、弾丸をこめてはいなかった。看護士アルジラによって殺される。
AIヒートのモデル。 |
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シエロ |
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リアル過去 |
テクノシャーマン実験が本格化する以前に、神(太陽)との交信実験のために南米から連れてこられたテレパシストの少年で、性格は明るい。神の情報は強力過ぎるためか何人もの被験者が狂死したが、彼も等しく死んだ。死ぬ前にセラとの交流もあったらしい。
AIシエロのモデル。エンブリオン・シエロはムードメーカー、周囲の気持ちを汲む役とされているが、もともとのモデルであるリアルのテレパス能力が反映されているのかもしれない。 |
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アルジラ |
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リアル過去 |
セラの担当看護士で、金髪と茶色の瞳を持つ。いたって普通の女性。
同僚であるシェフィールドに惚れ込んでおり、彼を守るためなら殺人をも犯す。担当看護士としてセラには優しく接しているが、本音では異常な能力を持ち異常な成長を遂げるセラを気味悪がっている。
シェフィールドを守るためにオブライエンを殺してしまうが、悪魔となったシェフィールドにまっ先に喰い殺された。
AIアルジラのモデル。 |
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デイビッド |
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リアル過去 |
ゲイルがエンジェルの泣顔と共に己として思い出し、エンジェルがゲイルに重ねて見た人物。
キュヴィエ症候群の研究員で、エンジェルの同僚であり彼女の全てを受け入れた恋人。自身も発症していた。
キュヴィエ症候群の入院病棟を併設する研究施設が、無知から来る恐怖によって暴徒化した市民によって襲われた時に負傷し、命を落とした。『祈り』を歌い、エンジェルには『誰も恨むな』『君なら(皆を導く)光になれる』と遺言を残す。
死によって肉体の情報を失うが、EGGでAIゲイルという入れ物を得る。 |
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セラフ |
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パンツ… |
肉体という入れ物を失ったサーフとセラが融合した、銀と黒半々の髪色と男女の性を合わせ持つ主人公。アートマはシュレディンガーの鈴と同じ『クラリオン』、変身する悪魔は『アルダー』。
お互いが欠けている部分を補いあう事で人でありながら人を超えた存在であり、『悲しみだけが巡る輪廻』を抜けて『解脱』するよう皆を導く光となる。解脱の先が、二度と輪廻せずに『入れ物』を得ない=生まれ出ない情報となる事なのか、人であることを捨てて上次元の存在となる事なのか、悲しみや憎しみだけではない輪廻の中で喜びと共に巡ることなのか、この作品の中で最もプレイヤーの解釈が別れるところ。
エンジェルとデイビッド、双方の情報から生まれた存在ともいえる。
今作での選択肢によっては、エンジェルから固定技を授かる。 |
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